立ち仕事と切っても切れない足の疲れや痛み、靴の選び方で楽になることも多いってご存知ですか?
このページでは、足が痛くなったり疲れやすくなったりする、靴の特徴についてお伝えしていきます。

さらには、立ち仕事でも足が疲れにくくなる、靴の選び方のポイントをまとめています。



立ち仕事で足が痛くなったり、疲れやすくなる靴の特徴は?

立ち仕事をしている人の代表的な悩みと言えるのが、足の疲れや痛みです。
姿勢など、その原因は色々ですが、どんな靴を履いているのかというのも、大事なポイント。
足の痛みにつながりやすい靴の特徴について、まとめました。

足が痛くなるのはどんな靴?クッション性やサイズが重要

まず、革靴ですが、これは、通気性が悪いことが疲れやすい原因のひとつです。
通気性が悪いと足が蒸れやすくなりますが、足の蒸れは足が冷えることにつながります。
革靴での足の冷えは気づきにくいですが、意外と馬鹿にできません。

また、クッション性が無い、というのも革靴に多い問題点です。
靴底や中敷きが薄いと、地面の固さがそのまま足への衝撃として伝わってしまうので、足のダメージが蓄積されてしまいます。

そして、女性の立ち仕事を辛くしているのがヒールやパンプス。
これはデザインを重視する靴であるために、ヒールの高さだけでなく、靴そのものの重さも疲れや痛みの一因です。
加えて、サイズが合っていないと歩くたびに足に負担がかかってしまいます。

靴が原因で足が痛くなったり疲れやすくなるの?

立ち仕事での足の辛さに靴はそこまで影響するのか、疑問に思う人も少なからずいます。
しかし、座ったり動き回ったりならまだしも、立ち続ける仕事の場合、靴はとても重要と言わざるを得ません。

同じ姿勢でずっと寝ていると、下になっている部分がしびれてくることがありますが、立ち仕事の場合、これを立った状態で続けていることになります。
立ちっぱなしだと、人間の体重をわずかな面積の足で支えることになるので、負担が集中するのは当然です。
負担を軽減させる靴にしないと、ただでさえ辛い足に対し、より疲れや痛みが加わってしまうことは分かりますよね。

疲れが集中する足を守るため、靴選びは慎重に行いましょう!



選び方のポイント|その1

立ち仕事ならちゃんとした靴を選ぶ必要があることは分かりましたが、どんなものを選べば良いのでしょうか。
先程の内容で挙げた、疲れやすい靴の反対の条件のものを選ぶのがポイントですが、それを整理していきましょう。

1.素材:柔軟性を重視、足の動きを邪魔しないものを

靴の素材そのものが固いと、履いている間、足の動きが邪魔されたり足が圧迫されたりしてしまいます。
できるだけ柔軟性のある素材を選び、履き心地に問題はないか、実際に履いてみてチェックするようにしましょう。

立ち仕事の場合、単に立っている時と歩き回る時、それぞれ負荷のかかる箇所が違います。
試し履きの時には、立ってチェックだけでなく、ある程度歩いてみて、当たって痛いところはないか確かめておくと失敗しづらいですよ。

2.通気性:通気性を上げて、蒸れからの足の冷えを回避

通気性の悪い靴を長時間履くと、足の蒸れは避けられません。
蒸れるというのは単に不快なだけでなく、その後の足の冷えにつながります。

スニーカーであれば、メッシュ素材などは通気性が良くおすすめです。
また、側面だけでなく中敷きも、さらさらした素材にすれば通気性が良くなります。



選び方のポイント|その2

3.サイズ:足のサイズに合うものを選ぶ

靴選びにおいて大切なサイズは、足の疲れやすさや痛みへの対策としては最も重視したいポイントです。
大きすぎても小さすぎても、足にダメージがかかってしまいます。

これも試し履きしてみるのが一番ですが、やはり履いた状態で歩き回ってみること、そしてむくみやすい時間帯で履いてみるのが大切です。
長時間の立ち仕事は足がむくみやすいので、むくんだ状態で快適に履けるサイズなら足への負担も減らすことができますよ。

また、立ち仕事ならつま先でのフィット感も重視したいところです。
つま先がとがったデザインは避けて、足の形にフィットしたものを選ぶようにすると安心ですね。

4.中敷き(インソール):立体形状、かかとを包み込むものに

足の負担を減らす中敷きの特徴は、立体感があることです。
靴の中でかかとが浮いていると、足の筋肉に余計な負荷がかかってしまいます。

立体形状の中敷きにすることで、かかとが浮かない状態になれば、しっかり足をホールドしてくれるので疲れにくくなります。
中敷きが合わないなら、替えたり足したりすることで調節もできますよ。

5.靴底(ソール):衝撃吸収できるものかをチェック

靴底にクッション性があるものを選べば、固い地面に立ちっぱなしでも、衝撃を吸収してくれます。
スニーカーの中でも、衝撃吸収を重視して作られているものと、デザイン重視のものとでは靴底のクッション性は全然違います。

まず、靴を外から見た時に底にしっかり厚みがあるかどうかをチェックします。
そして試し履きでは履いた状態で軽くジャンプするなどして、クッション性を確認しておきましょう。



選び方のポイント|その3

6.重量:フィットする程度で軽量のもの

足先に重いものが付いていれば、足に負担がかかるのは当然ですよね。
立ち仕事なら特に、靴は軽めのものが望ましいです。

ただし、あまりに軽すぎるというのはフィット感が少なく、歩く動きが上手くやりづらくなることがあります。
履いた時にフィットする範囲で、できるだけ軽いものを選びましょう。

7.形状:ヒールは低め、ピンヒールなど細いヒールも避けて

ヒールの靴が必須となるなら、体重がつま先に集中しづらい、低めのヒールが立ち仕事にはおすすめです。
最大でも3~5センチまでのヒールにして、負担を減らしておきましょう。

また、ヒールの細さも細いほど足が痛くなりやすいです。
ピンヒールなどは避けて、ヒール部分が太いものだと、履き続けても楽に過ごしやすいですよ。

8.ブランド:ノーブランドの靴は選ばない。値段をケチらずちゃんとしたものに

費用を抑えたいという気持ちはあっても、靴についてはできるだけケチらず値段の張るものを選んでみましょう。
これは、靴の価格と履き心地や品質がほぼ比例するためです。

ただ、値段が高いものと言っても、デザイン性が高いために値が張るものはおすすめしません。
ウォーキングシューズのブランドなど、機能性として品質が高い靴にお金を出せば、快適に立ち仕事ができますよ。