長く立ち仕事を続けていると、膝に水が溜まってしまうことがあります。
腫れて痛みを感じたり、足が曲がりにくくなることも考えられます。
では、立ち仕事をすることで膝に水が溜まる原因はどのようなことなのでしょうか?
膝に水が溜まる原因や予防・改善することができるのか、膝の水を抜くと癖になるのは本当なのかなどをお伝えしています。
立ち仕事をしていて膝に水が溜まる原因を分析してみました
長時間立ったままで膝に負荷がかかり続けている
仕事で長く立ち続けているということは、それだけ膝に負荷がかかってしまいます。
常に膝に負荷をかけている状態なので、膝に水が溜まりやすくなってしまうことが考えられます。
特に長時間の立ち仕事を長期間続けている方は負荷がかかり続けています。
長く同じ姿勢で立ち続けなければいけない方や、長時間歩くことがあるという方は注意したいです。
仕事中に履いている靴やインソールに問題がある
立ち仕事をすることがそもそも膝へ負担をかけるのですが、仕事の最中に履いている靴に問題がある可能性も高いです。
固い床の職場で履いているかたですと、クッション性の高いインソールの靴を履いていないと膝に負荷がかかりやすいです。
底が薄い靴やスリッパなどを履いている方は、そういった部分も改善してあげたいですね。
立ち方が悪く片足に負荷をかけてしまっている
片方の膝だけが腫れていたり、水が溜まっているという方は立ち方が原因として考えられます。
例えば癖で片方に体重をかけていたり、左足が痛くなり右足で支えるようになったとういう場合などは片方の膝に負荷がかかっています。
片側にだけ違和感がある方は、普段の立ち方に注目してみてください。
O脚やX脚も負荷がかかりやすい
もともと足がO脚・X脚という方は間接的に原因になる可能性はあります。
内側や外側に集中して負荷がかかりやすいので、立ち仕事をしていると膝に負荷がかかってしまいます。
膝に水が溜まる原因と理由について
なぜ膝に水が溜まってしまうのか?
水が溜まってしまう理由は関節に炎症を起こしているからです。
膝関節には関節液という関節の潤滑油になっている液体がもともと存在します。
炎症が起こることによって、関節液が過剰に作られてしまって膝に水が溜まるという状態になってしまいます。
潤滑油として働かなくなってしまい、膝が熱を持ち、痛みがあったり曲げにくくなります。
なぜ膝に炎症が起こってしまうのか?
考えられる理由としては立ち仕事による膝への負荷です。
長時間の仕事で立ち続けることで、膝に大きな負担がかかり炎症を起こしやすくなります。
靴に問題があったり、O脚や立ち方などでも炎症を起こしやすくなってしまいます。
どうすれば水が溜まるのを防げるの?
水が膝に溜まらないようにするためには、膝への負担を減らして炎症を抑えてあげることが大切です。
炎症がおさまってくれれば、自然と減るようになります。
なので、毎日使用している靴を変えてみたり、マッサージやアイシングで炎症を抑えるケアをしてあげるのが理想的です。
もちろん心配な方は一度、病院を受診してみるのもおすすめです。
立ち仕事をしている方であれば、原因は立ち続けていることにある可能性が高いですが別の原因であることもあるので病院へ行ってみてください。
膝に溜まった水は抜く必要はあるの?抜くと癖にならないの?
水を抜く必要はあるのか?
軽度の膝に水が溜まった状態であれば、水を抜く必要はない可能性が高いです。
水を抜いたほうが良いと言われるのは膝が腫れ、張ったような状態になって曲げられないという状態の方などです。
ただ、そこまでひどい状態になっていなくても長く膝に水が溜まった状態だと膝がだるくなる方もいます。
基本的には医師の支持に従うようにするのが良いです。
抜いたほうが良いと言われた場合は、膝の水を抜くようにするのがおすすめです。
膝の痛みやだるさが軽減されるだけでなく、溜まった水を調べると炎症の原因をつきとめることもできると言われています。
膝の水を抜くと癖になるって噂だけど大丈夫なの?
結論から言うと水を抜いても癖になってしまうことはありません。
そもそも、先ほどお伝えしたように膝に水が溜まる原因は炎症にあります。
水を抜いたのに、また膝に水が溜まったという方は炎症がおさまっていないことが考えられます。
炎症を繰り返せば、水が溜まることも繰り返されます。
水を抜いたから水が増えたわけではありません。
膝に水を溜めないようにするには、炎症という原因を除いてあげてください。
病院で水を抜く処置がされた場合、原因となる炎症も抑える治療をされることがほとんどです。
仕事を続けなければいけない場合は、立ち仕事中の靴や立ち方も気をつけながらケアを続けてあげてください。