立ち仕事をしていて膝が痛いときにケアする方法として思いつくのは湿布を貼ったり、薬をのんで痛みを抑える方法かもしれません。
しかし、膝の痛みを改善するにはストレッチが有効だと言われています。
なぜ膝の痛みにはストレッチが良いと言われているのかや、実際の膝のストレッチ方法をご紹介しています。
膝の痛みにストレッチは、なぜ有効なのか?
ストレッチの必要性について
なぜ立ち仕事をしていると膝に痛みを感じるのかというと、考えられる原因は長い時間を同じ姿勢で過ごすことです。
ほとんど同じ場所に立っていたり、立ったままで過ごすことによって膝には負荷がかかります。
そうすると、関節が凝り固まります。
特に運動不足気味という方や体重がは筋力や関節の柔軟性も低下しているので、膝に痛みを感じやすくなります。
なので、生活にストレッチを取り入れることで筋力や凝り・柔軟性を改善し、痛みの改善へつなげることに期待できます。
いきなり運動をしてしまうと、余計に膝を痛めることに繋がりますので、まずはストレッチをしてから筋力・筋肉の柔軟性などをケアしてあげてください。
膝曲げストレッチ(大腿四頭筋)の方法
壁の前に立ち、壁に手をついて行う方法です。
壁の正面に立って、片手で支えられるように壁に手をつきます。
手をついたほうとは逆の足を曲げて、もう片方の手で掴みます。
もし、足がつかめないという方は大腿四頭筋の柔らかさが失われている可能性があります。
少しずつつかめるようにストレッチしてあげてください。
太ももの前側を伸ばすことを意識しながら、掴んだ足をお尻の方へ引き寄せます。
引き寄せるときは右・左と引き寄せる方向を変えてあげてください。
片側を20秒から30秒ほどキープし、左右を交代して2セットから3セット行います。
膝裏伸ばしストレッチの方法
椅子に座り、足を伸ばしながら行うストレッチです。
テレビを見ながらでも簡単に行うことができます。
膝を伸ばしてつま先を立てられる高さの椅子に浅く座ります。
真っ直ぐに足を伸ばし、つま先を立てたら両手で膝を軽く押してあげます。
背筋を伸ばした状態で、上半身を前に倒します。
これを左右入れ替えて10秒ずつ、3セット行ってください。
ストレッチを続けていくなかで、だんだんと深く上半身を前へ倒せるようになってきたら、膝を押していた手をつま先まで伸ばすようにしてみてください。
膝のお皿のストレッチの方法
床に座って足を伸ばすか、椅子に座って足を真っ直ぐ伸ばしてください。
膝の関節にある皿(膝蓋骨)を両手で掴みます。
上下・左右・斜めに皿を動かし、柔軟性を高めていきます。
つかみにくい場合は親指で皿のフチから押してあげるとやりやすいです。
痛みを感じたり、あまり動きにくいという方は、筋肉の柔らかさが不足していることが考えられます。
動きが悪い方は、皿を掴んで動かすのではなく手のひらで擦るように、円を描いてストレッチしていきます。
毎日続けて動きが良くなったら、皿を掴むストレッチをためしてみてください。
1日に1~2回を3分ほど続けてみるのがおすすめです。