「こむら返り」と「足がつった」の表現、どちらが正解?と疑問が浮かびますよね。
間違ったまま症状や対処法を調べてしまったら大変です。

こちらのページでは、「こむら返り」や「足がつる」の違いや共通点、といった内容をお伝えします。
また、同じく痛くて辛い「肉離れ」との違いについてもふれていきます。



「こむら返り」と「足がつる」この2つに違いはあるの?

こむら返りを起こした時、周りに「足がつったの?」と聞かれたこと、またその逆はないでしょうか。
実際のところ、これらに違いはあるのかどうか、言葉の意味として調べました。

ふくらはぎがつるのが「こむら返り」!他の部位では「こむら返り」にならない

まず言葉の意味として、こむら返りの「こむら」とは何なのでしょうか。
ひらがなで書かれていることが多いですが、漢字にすると「腓」と書き、ふくらはぎのことを指します。
つまり、ふくらはぎがつることを意味するのが「こむら返り」なのです。

一方、「足がつる」という表現ですが、この場合、つる部位はふくらはぎに限りません。
足の裏がつることもありますし、太ももの筋肉がつる、ということも「足がつる」にあたります。

しかし、足の中でも実際につることが多いのは、やはりふくらはぎです。
そういったことからも、「足がつった」と伝えると、「こむら返りになった」と理解されるのが一般的ですね。

こむら返りも足がつるのも原因は同じ!筋肉の痙攣として対処

ふくらはぎがつることを「こむら返り」と表すことはわかりましたが、ふくらはぎと他の部位で、その原因は違うのでしょうか?
結論から言うと、ほとんど違わないと考えて問題ありません。

こむら返りは、筋肉が痙攣することで起こりますが、足の他の部位がつる場合も、原因はほぼ同様です。
対処や予防についても、どちらもストレッチやマッサージ、水分・栄養補給です。

「こむら返り」は「肉離れ」とは別!注意したいその違い

こむら返りと混同されやすいものというと、他に「肉離れ」がありますが、こちらは完全に別のものです。
こむら返りは筋肉の痙攣ですが、肉離れは筋肉の繊維が切れている状態を指しています。
痙攣がおさまれば痛みが引くこむら返りと違い、肉離れは切れているので治るまでは痛みが続きます。

ただ厄介なのが、こむら返りが起こった時の対処を間違えると肉離れになるというところです。
こむら返りも一時的な痛みだと軽く見てはいけないということですね。

こむら返りに似た呼び方や症状、把握して正しく伝えられるようにしましょう!