就寝中や運動中に起きるつらいこむら返りですが、ほとんどの場合、痛みはすぐに引いていきます。
しかし、中にはいつまでも痛みが残るケースもありますが、そんな時はどうしたらいいのでしょうか。

ここでは、こむら返りの痛みが残る時に考えられることや、痛みの取り方などをご紹介します!



こむら返りって、そもそも痛みが残るものなの?

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が急激に縮こまり、「足がつる」ことです。
経験がある人ならわかると思いますが、寝ている時にこむら返りになると激痛が走りますよね。
あまりの痛みで体がフリーズしてしまうことも・・

それでも、こむら返りの痛みは、たいてい1~2分、長くても数分以内にはおさまるものです。
こむら返りが起きた時に、ふくらはぎをマッサージしたり伸ばしたりすると、その後の痛みも出にくいようですが、
中には、数日間痛みが続くという人もいます。

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉のけいれんで、激しい運動をしたのと同じ状態になるので筋肉痛のような痛みが残ることがあるのです。
多くは1~2日で痛みが引いてしまいますが、長引くようであればかかりつけのお医者さんに相談することをオススメします。

特に、運動中に起きてその後痛みがひかないという場合は、単なるこむら返りではなく、肉離れや筋肉断裂など別の原因が考えられます。

たかがこむら返りと軽く考えず、医療機関を受診してください。

痛みがある時の運動はNG

こむら返り予防にウォーキングなどの運動をしている人も多いかもしれませんね。

でも、こむら返りの後に痛みが残っている時は、痛みが長引く原因になってしまうので運動は控えたほうがベターです。

痛みがあるときは安静にし、運動再開は、ふくらはぎの痛みがなくなってからにしましょう。



痛みが残るときの取り方は?

こむら返りは治まったけど、まだ痛みがある・・、そんな時に有効な痛みのとり方をピックアプしてみましたので、参考にしてみてください!

貼り薬で痛みを緩和

一番手軽で効果的なのは貼り薬です。
湿布でもサロンパスでもOKですが、温感タイプのものを使いましょう。
というのも、こむら返りは冷えからくることが多いので、冷湿布を貼るとさらに冷え逆効果になってしまいます。

温湿布を貼って少し様子を見て痛みが引けば大丈夫ですが、痛みが取れないようであれば整形外科で診てもらった方がいいかもしれません。

また、頻繁にこむら返り(足がつる)になる場合は、肝機能障害などの病気の疑いもあるので、なるべく早めにかかりつけのお医者さんに相談することをおすすめします。

鎮痛剤も効果アリ

こむら返りは筋肉の痛みなので、市販の鎮痛剤も効果が期待できます。
錠剤は、貼るタイプよりも有効成分が多く含まれているので、痛みを早く取りたいという時は湿布よりも効果的が高いです。

また、鎮痛剤は、テレビCMでよく見かけるロキソニンやバファリン、イブなどがありますので、ドラッグストアや薬局でチェックしてみてください。

ただし、別の薬を飲んでいる人や病院に通院している人は、飲む前に薬剤師さんや医師に相談してからにしましょう。

マッサージも◎

こむら返りは筋肉の収縮が原因なので、ふくらはぎを軽くマッサージをしてほぐすとラクになります。
また、マッサージの前に蒸タオルなどで温めるとさらに効果的です。

やり方は・・

ヒザを伸ばして床に座り、こむら返りになった足のつま先を持ってゆっくり手前に引っ張ります。
ふくらはぎの筋肉を伸ばすイメージでやってみてください。

最初はちょっと痛いかもしれませんが、少しずつラクになってきます。
その後、ふくらはぎを下から上へさするようにマッサージすればOKです。

くるぶしの横を押したり、ヒザの裏側をもんだりするのも、ふくらはぎの血行がよくなり縮こまった筋肉がほぐれて、痛みが和らぐので試してみてください。