眠っているときに突然起こったり、ふとした瞬間に起こるこむら返りとはどういったことが起こるのでしょうか?
こむら返りの意味やどういったことが起こる状態なのかをお伝えしています。
また、その症状やメカニズムについても合わせてお伝えしているので参考にしてみてください。
こむら返りとは?そもそもどんな意味があるの?
夜間にふくらはぎのあたりが引きつるような感覚が起こるこむら返りですが、その意味について考えたことはあるでしょうか。
こむら返りとはどういう意味があって、語源はどのようなものなのかご紹介します。
どういう意味があるの?
こむら返り(がえり)とは、足がつるという状態で特にふくらはぎがつることを言います。
つまり、こむら返りになったという状態はふくらはぎがつっているということを意味します。
「こむら」の意味とは?語源はある?
日常生活のなかでは、こむらという言葉はほぼこむら返りという単語でしか使うことがないですよね。
そもそも足がつると言って、こむら返りと使わないこともあるかもしれません。
こむらは漢字にすると「腓」と書くので、すべて漢字にすると腓返りになります。
腓とは「ふくらはぎ」という意味です。
なのでこむら返りはふくらはぎがつっている状態なのです。
こむらは遡ると平安時代以降から使用されていて、諸説ありますが肉叢(ししむら)という大きな肉の塊という意味から太ももよりも小さいふくらはぎを、小叢(こむら)と呼んだからだとも言われています。
そして、そのこむらがひっくり返ったようになることから、こむら返りと呼ばれたそうです。
こむら返りは医学用語では有痛性筋痙攣または筋クランプと呼ばれています。
また、英語ではmuscle cramp(筋けいれん)と呼ばれています。
こむら返りの症状とは?どんなメカニズムで起こる?
どのような症状が起こる?
多くの方が悩まれているのは眠っている最中に起こるふくらはぎの激痛のようです。
突然、睡眠中にふくらはぎが引っ張られるような、収縮するような痛みに襲われます。
他にはゴルフやテニスをしているとき、プールや海などで泳いでいるときなど運動をしている最中にも起こりやすいです。
どのように起こるのか?メカニズムについて
足がつるという状態がこむら返りなのですが、そのときはふくらはぎの筋肉が収縮してしまっている状態です。
そして、それがなぜ起こるのかというと主に
・筋肉の疲労
・脱水
・冷え
・病気の症状
このようなことが原因として考えられています。
運動中や運動後などに起こるのは汗をかいて脱水状態になったり、準備運動などが不足していて筋肉が疲労しているからということが考えられます。
そして、眠っている間は体が冷えたり汗をかくことが原因として考えられるのですが、実は就寝中のこむら返りははっきりとしたメカニズムがわかっていないと言われています。
最後にチェックしたいのが病気によるこむら返りです。
下肢静脈瘤の初期段階で起こることもあるので、足に血管が浮き出ていたりしないか、クモの巣状に血管が見えないかなどを確認してください。
他には糖尿病や肝硬変、高血圧の薬を飲んでいたりしても起こることがあります。