こむら返りになった時には、足を伸ばしたり温めたりするのが効果的ですが、こむら返りの予防や痛みが残った場合はツボを押すのもオススメです。
そこで、こむら返りに効くツボのある位置や、ツボ刺激に便利なグッズについてご紹介しますので、参考にしてくださいね。
こむら返りに効くツボは?定番から応用編までご紹介。
ツボは全身にあり、その数は数百個以上とも言われています。
ここでは、こむら返りに効くツボの名称と位置、得られる効果をお伝えします。
こむら返りに効くツボ【定番】
承山(しょうざん)
こむら返りのほか、腰や背中の張りや痛みに効くツボです。
ツボの位置は、アキレス腱からふくらはぎに向かってなでていくと、手が止まるへこみのところです。
承筋(しょうきん)
承筋は、ふくらはぎの一番太い所の中央にあります。
こむら返り後の痛みやふくらはぎの筋肉痛、腰痛やヒザの痛みにも効果的です。
こむら返りに効くツボ【応用編】
湧泉(ゆうせん)
湧泉は足裏にあるツボで、足の筋肉疲労や冷え、疲労回復に効果的なツボです。
位置は、足の指をギュッと曲げると、中心のくぼんだところにあります。
足三里(あしさんり)
足三里はヒザ下外側にあるくぼみから、指3本分下に行ったところにあります。
このツボは万能のツボといわれ、足の疲れやむくみのほか高血圧や坐骨神経痛にも効果があるそうです。
陽陵泉(ようりょうせん)
陽陵泉は、ヒザ下外側の骨が出ている下のくぼみにあります。
このツボは、筋肉痛やけいれんによく効くとされているので、こむら返り予防や痛みには試してみることをオススメします。
殷門(いんもん)
太ももの裏側の中央にある殷門は、足のだるさ、疲れに効果的なツボでこむら返りにも◎です。
ツボ押しの力加減は?
ツボ刺激は、強く押しすぎると揉み返しがくるので、気持ちがいいと感じる程度にしましょう。
また、ツボ押しをするのに使う指は、力が入りやすい親指がオススメです。
ツボを押すときは、親指の腹でゆっくりと10秒くらい押してみましょう。
こむら返りの痛みには、やさしく揉みこむように押さえるのがコツです。
手軽にできる!ツボ刺激にはお灸などのグッズがオススメ。
ツボ押しグッズを使うと、指で押すよりも弱い力で楽に刺激ができます。
また、昔ながらのお灸を前述したようなツボにはると、こむら返りの予防や痛みに効果が期待できるのでオススメです。
ここでは、ツボを刺激するグッズなどについてお伝えします!
お灸
昔から冷えや痛みに使われてきたお灸は、ツボのある場所に貼るとジワジワと温め体の不調や痛みに効果的です。
お灸と言うと、私的には「せんねん灸」というイメージがあり、肩こり&腰痛持ちなので長年愛用しています。
そんなせんねん灸は筋肉の痛みや冷えにも効くので、こむら返りにもオススメです。
せんねん灸には、温熱レベルが1~5段階まであり、自分の好みで選ぶことができます。
初めて使う人や、皮膚が弱い人は、一番温度の低いものからスタートするといいようです。
また、温熱効果が続く貼るタイプのお灸もあり、貼ったまま出かけられるのがメリットです。
ひとくちにお灸と言っても種類があるので、自分に合ったものを見つけてこむら返り予防や痛み緩和に役立てましょう。
ツボ押し棒
指でグリグリとツボを刺激していると、気持ちがいいけど指が痛くなりますよね。
そんな時に便利なのがツボ押し棒です。
シンプルなスティックタイプのものから、天然木で出来たユニークな形のものまで販売されています。
wumio ツボ押し棒
握ってツボを刺激するタイプの押し棒で、軽い力でもかなり強く押せるようです。
足裏など皮膚がかたくて、厚い箇所に使えそうですね。
こむら返り予防のためのふくらはぎのツボ押しや、マッサージにも◎です。
官足棒 (足裏マッサージ棒)
一般的にツボ押し棒として知られているスティックタイプの押し棒です。
手になじむ木製で、握り部分に滑り止め加工がしてあるので、しっかりと押せそうです。
足ツボマッサージ
乗って踏んで足裏を刺激する、マットタイプです。
表面に足ツボ対応表が付いているので、どこに対応するのか確認しながら効果的にツボ押しができます。
また、ピンポイント刺激のボールが付いているので、土踏まずをマッサージすると気持ち良さそうですね。
こむら返りがつらい人や、足のつりを予防したい!という人は、自分に合った足ツボ刺激でしっかりケアしてみてくださいね!