下半身に負担がかかる立ち仕事の人にとっては、珍しくない膝の痛みですが、原因が分からない場合はどうすれば良いのでしょうか。
原因不明の痛みにどう対処していくのが、このページでまとめています。
他にも、原因不明とされる場合に考えられる病気や、原因で多いものを挙げていきます。
立ち仕事をしている人の中には原因不明の膝の痛みに悩んでいる人もいるようです。
膝の痛みは、すぐ原因が分かるような、分かりやすいものだけではありません。
原因不明のまま、痛みに悩んでいる人も少なくないのが現状です。
原因が分からないのに痛みがあるというのには、どのようなケースがあるのでしょうか。
いろいろな対処法を試したけど・・・
膝の痛みへの対処法として、膝サポーターやアイシングといった外からのアプローチ、ストレッチなど体を動かす方法があります。
日常的に膝が痛くなる人なら、大体は試したことがあるやり方ですね。
他にも、薬やサプリメントなど、内側からの対処法を試した人もいます。
成分やどういった効果があるのかは様々ですが、これも実際やってみて、効果が感じられないことがあります。
病院で受診しても原因不明と診断されることもある
痛みの原因が分からないからと、病院に行っても解決しないことがあります。
整形外科で診てもらい、レントゲンをとっても異常はなく、原因不明と診断されるパターンです。
このように原因不明の場合、大体は湿布をもらい様子見となりますが、それで解決するわけではありません。
ひどい場合には、病院で出してもらった湿布があまり効かず、痛みはそのままということもあります。
もっと詳しい機関で診てもらう必要があるかも?
病院は、1つのところだけでは正しい診断が得られていない可能性があります。
膝の痛みなら通常、町の整形外科に行きますが、そこが膝の病気に対して詳しいとは限りません。
原因が分からないようであれば、セカンドオピニオンとして、ペインクリニックとされるところなど、専門医に見てもらう必要があるかもしれません。
専門医は紹介状が要るところが多いので、一般的な病院で紹介状をもらえるよう、お願いしてみましょう。
原因が分からないと心配になりますが、対処法や病院をひとつひとつ試して、対処していきたいですね。
原因不明の膝の痛みは線維筋痛症の可能性も考えられます
膝の痛みで一見原因が分からないものは、線維筋痛症という病気の可能性も考えられます。
どのような病気なのか、どう治療をするものなのかをまとめました。
原因不明の膝の痛みは線維筋痛症の可能性があるかも?
線維筋痛症は、検査しても異常がないのが特徴で、慢性的に痛みが発生する病気です。
実際の患者さんの中には、「膝から下が、夜だけズキズキと痛む」といったパターンもあるので、診断がしづらいようです。
特定の箇所を押して痛みの有無、もしくは専門医の診察により線維筋痛症と診断されます。
症状そのものは即命に関わるわけではありませんが、厄介なのは検査で異常なしとされる中、続く痛みが精神的なダメージにつながることです。
周りの理解を得られず、診てくれる病院を転々とすることで、孤独で辛い思いをする人は少なくありません。
どの科を受診すれば良いの?
線維筋痛症の原因は人それぞれのため、心療内科、もしくはリウマチ科のある病院での相談をおすすめします。
受診する病院を探す時は、線維筋痛症の治療をしている病院であるかを事前にチェックしておきましょう。
原因がや治療も患者さんによって異なる線維筋痛症、個別の状況を診て治療してもらえる病院を見つけていきましょう。
身体の歪みが膝の痛みの原因になっているかも?
原因は分からないけれど膝がずっと痛い、という場合は身体全体の歪みが原因かもしれません。
身体の歪みが原因となる痛みについて、まとめました。
原因不明の膝の痛みは、身体の歪みが起因しているかも?
身体の歪みというと大きな衝撃や事故などで変わるレベルを想像されることがありますが、日常生活で発生する歪みも、痛みの原因になりえます。
特に、立ち方や座り方の癖といったものは毎日のことだけに定着しやすく、気づかないうちにかなりの歪みになってしまっていることも。
骨格や、骨盤の歪みはその部分だけでなく他の部位にも響いてくるので、脚や膝にも影響が出ている可能性があります。
湿布を貼っても良くならなかった膝の痛みが、少し歪みを取っただけですっかり消えたという例もあるそうです。
膝が痛く、原因が分からないようであれば、一度身体の歪みは疑ってみた方が良いかもしれません。
解消方法
身体の歪みが原因である場合、「歪みを直す」のが痛みの解消方法です。
実際には、整体や接骨院へ通うのが手っ取り早い解決と言えます。
整体へ行く前と行った後では自分の歩き方まで違う気がする、という人もいるくらいなので、人によってはかなり調整してもらえるようですね。
ただ、整体や接骨院はその場での調整なので、根本的にどうにかしたい場合はさらなる対処が必要です。
立ち方や座り方の癖が原因で歪みが出ているなら、自分の立ち方をチェックして直すのが根本的な解決となります。
鏡で立つ姿勢をチェックし、余計な力が入った立ち方でないかを日々見ることが大切です。
長期間の癖を直していくのは根気が要りますが、健康のためにも日々気をつけていきましょう!