立ち仕事をしていて膝の外側が痛くなることが多いのは、どのようなことが原因なのでしょうか?
そこで膝の外側に痛みを感じたり、片側にだけ痛みを感じたりするときの原因をご紹介しています。

合わせて、痛みへの対処法や膝が痛まないようにするための予防法をお伝えします。



立ち仕事をしていて膝の外側が痛くなる原因は何?

運動不足で筋肉が固くなっている・こわばる

膝の外側の痛みは主に筋肉に原因があることが考えられます。
筋肉はあまり動かさないでいると、こわばり固くなてしまいやすいです。
そうすると、膝に痛みを感じやすくなってしまいます。

仕事中に歩いているから大丈夫だと思っていても、筋肉を鍛えるための動きではないので実は運動不足になっているということもあります。
立ち仕事で同じ姿勢を続けることが多い方は注意したいです。

自分の筋力よりも負荷が上回ってしまった

運動不足で筋力も不足していると、立ち仕事によって自身の筋力よりも負荷が上回ってしまうことがあります。
立ち仕事で体重や歩くことで負荷がかかりやすいので、筋力不足の方であれば上回ってしまいやすいです。

どちらか片足だけなら立ち方に問題がある

両膝の外側に痛みを感じるのではなく、どちらか片方が特に痛いという場合は立ち方に原因があることが考えられます。

例えば、立ち仕事でもずっと同じ姿勢で立っていることが多い方ですと、片側に体重をかけて立っていることはありませんか?
またはよく片側にだけ体重が移動するような動作を繰り返したりする職場などですと、片側だけに痛みを感じることがあります。

片側にだけ負荷がかかっている状態になってしまうので、左右に痛みの違いが生まれてしまいます。



膝の外側の痛みを和らげるための対処法

まずは病院へ行くようにする

立ち仕事をしている方であれば、長時間同じ姿勢やあるき続けていたりすることなどが痛みの原因になっている可能性が高いです。
しかし、実は変形性膝関節症などが原因の可能性もゼロではありません。

痛みの原因をはっきりとさせるために、痛みが続く場合などは整形外科を受診してみてください。

立ち仕事が終わったあとすぐに痛い場合は?

仕事から帰宅した後にすぐ痛みがあったり、熱くなっているという場合は炎症が起こっている可能性があります。
対処法としてはアイシングをおすすめします。

湿布などを貼るのではなく、氷で冷やします。
ビニール袋に氷と少量の水を入れて、空気を抜いてあげると膝にフィットしやすいです。
1回あたり15分から20分ほど冷やすようにしてください。

筋肉が固くならないようにストレッチをする

膝の筋肉をつけようとしたときに、歩けば良いのではないか?と思ってしまうかもしれません。
しかし、立ち仕事で負担をかけた膝で歩いてしまうと余計に痛みが悪化してしまいます。

なので、膝に負担をかけずにストレッチをするのがおすすめです。
マッサージをしてあげてから、ストレッチをしてあげると筋肉がこわばったり、固くなりにくくなります。

膝に湿布を貼るようにする

痛みが持続する場合は、膝に湿布を貼ってあげるのがおすすめです。
膝に熱があり、痛みがあるときには冷湿布を使用するのがおすすめです。
炎症や痛みを和らげてくれることに役立ちます。
慢性的に痛みが続いている場合は、温湿布がおすすめです。

ただ、冷湿布・温湿布のどちらかで痛みが強くなったりする場合は剥がすようにしてください。
痛みが和らいで気持ちよくなるほうを選びます。

サポーターを使用してみる

立ち仕事をサポートしてくれるサポーターも販売されています。
帰宅後などだけでなく、仕事中にも痛みを感じてつらいという方は利用してみてください。



膝の外側の痛みを再発させない予防法

日常生活に運動・ストレッチを取り入れる

膝の外側の痛みは筋肉が原因として考えられるため、筋力をつけるために運動やストレッチをするのが良いです。
はじめはストレッチからはじめて、軽い運動などへレベルアップしていくのがおすすめです。

まずは膝への負担を考えて、筋力に合った運動をしてみてください。

日々の膝への負担を減らすようにする

毎日立ち仕事をしているあいだ、ずっと膝には負担がかかっています。
その負担を少しでも減らすために履いている靴、靴のインソールを見直してみてください。
歩いていたり、立っていても疲れにくい靴やインソールにしてあげると負担が違います。

また、膝のサポーターをつけてみるのもおすすめです。
しっかりとサポートするタイプから、ズボンのなかに着用しても違和感がないものまであります。
職場や自分に合ったものを選んでみてください。

職場環境を見直して整えてみる

立ち仕事をしている職場の床が固いことも膝への負担になります。
提案できるようであれば、負担軽減マットを敷くようにすると良いです。

難しければ靴やインソールのクッション性が高いものを選んでみてください。

膝を伸ばしきらないで立つようにする

ピンと膝を真っ直ぐに伸ばして立つ・歩くを繰り返していると、膝が痛みやすいです。
骨を意識するのではなく、膝など下半身の筋肉で立つようにします。

なので、膝を伸ばしきるのではなく、やや曲がった状態で立つと疲れにくいです。
少し腰を落とすようにして膝を曲げて歩いたり立ったりしてみてください。

両足で支えて片足に負担をかけない

片側の足だけが痛くなりやすい方は、痛みを感じる足に負担がかかっています。
同じ足を組むことが多い・片方に体重をかけている立ち方をしているという方は意識して両方の足で支えるようにしてください。

また、足を組むのが癖という方であれば足を前後に組み替えたりします。
片側にだけ負担をかけずに、分散してあげてください。